3月9~13日受渡の電力スポット価格24時間の週間平均は、前週比で東西ともに下落。前週に比べ、高めの気温で推移し暖房需要が減少したほか、比較的天気にも恵まれ太陽光発電による供給も潤沢だったため、需給緩和感が強まり価格を圧迫した。
需給緩和の影響は、前週に連系線の作業に入ったことに伴い価格が急騰した北海道でも顕著に見られた。北海道エリアの24時間平均は、2日~6日の平均が14.76円だったのに対し、9日~13日の平均は9.33円と5円以上も下落した。また、割安感が強まっている九州エリアでも一段と価格を下げ、2日~6日の平均が5.08円だったが、9日~13日の平均は4.64円となった。九州エリアでは、再エネの出力制御が実施される日も多くなり、これに連動して下限値の0.01円を付ける日も散見された。週を通じた実勢高値は、11日受渡の北海道で付けた18.00円、実勢安値は11日受渡と12日受渡の九州で付けた0.01円だった。
エリア別に24時間の週間平均を見ると、北海道は9.33円、東北は6.91円、東京は7.56円、中部から四国の5エリアは5.35円、九州は4.64円だった。
JEPXの先渡市場では、約定がなかった
東京商品取引所の電力先物市場では、11日に立会外取引で約定があった。東エリア日中ロードの2020年4月限で50枚、価格は8.50円だった。6日には、同じ東エリア日中ロードの2020年4月限で50枚の約定があったが、このときの価格は8.87円だった。なお、日中取引(8時45分~15時15分)および夜間取引(16時30分~19時)では約定がなく、売買ナンバーも低調な日が続いた。
3月16日の週も、引き続き高めの気温が続く見通しで価格は上値の重い展開が続きそう。特に18日以降は、九州エリアから東京エリアにかけて最高気温が20度前後の予報が出ており、需要低下が一段と進みそう。さらに、週後半には天気が崩れそうだが、比較的晴れ間に恵まれる日が多い見通しで、一定の太陽光発電が見込まれるため、需給緩和感が強まると見られる。ただ、足元では定期点検に入る火力発電が増えているため、予備力という点では減少傾向となっており、新たな設備トラブルなどが生じた場合、思わぬ高値を付けるリスクは強まっている。
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March 16, 2020 at 05:44AM
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