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佐賀・春の新酒 傾向とシーン別お勧めの逸品 - 佐賀新聞

厳しい環境でも 知恵、器用さ光る出来

 春、佐賀の酒ファンが待ちに待った新酒の季節。しかし今年は、10万人の来場を見込んだ「鹿島酒蔵ツーリズム」や「嬉野温泉酒蔵まつり」が中止になるなど、新型コロナウイルス感染症の影響が県産酒のイベントにも広がっています。大勢が集まる催しはなくとも、新酒で季節感を味わいたいもの。佐賀の酒を豊富に取り扱う山田酒店(佐賀市)に、今年の新酒の傾向とシーン別でお薦めを聞きました。
 昨年は、酒米や酒造りにとっては天候不良が長く続きました。山田晃史店主は「日照不足や豪雨などの影響で、例年に比べ米の出来は良好とは言えず、冬場に仕込む『寒造り』も暖冬でとても難しい環境。酒蔵にとっては非常に苦しい状況だった」と推察。それでも蔵同士が情報を共有し、切磋琢磨(せっさたくま)しながら新酒を造り「どれも日本人の知恵や器用さが光った酒になった」と評価します。

 バラエティー豊かな佐賀の酒は、料理やシーンに合わせて選ぶとより一層楽しめます。食材とのペアリングについて「苦みのある酒は春野菜と好相性で、春を感じるには抜群。上品な味わいの酒は、佐賀牛などジューシーな食材と合わせると一層うま味が引き立つ」とお薦めします。

■ 山田晃史さん(51)家で楽しく過ごすためのツールに
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため「自粛」の動きが広がっています。その中でも、酒で楽しい時間を演出する一助になりたいと思っています。家にこもる時間が長くなっている中、家族でちょっとぜいたくな料理を作ったり会話を楽しんだりと、こんな時だからこそ楽しく過ごすためのツールとして、ぜひ酒を使ってもらいたいです。

★お花見やピクニックに
富久千代酒造(鹿島市浜町)
「鍋島  純米吟醸 Blossoms Moon」(720ミリリットル1925円)
 ジューシーでほのかな甘みを感じ、うま味がすっと消えていくので、もっと飲みたくなる一本。ちょっとぜいたくなハムをパリっと焼いたパンに挟んだ大人のサンドイッチと一緒に。

★一人でゆったり
基山商店(三養基郡基山町)
「基峰鶴  超辛口  純米酒」(一升瓶2860円)
 佐賀の酒には珍しい超辛口。とても切れがよく、フレッシュで飲みやすいお酒です。燗(かん)でも常温でもおいしく楽しめます。酒のつまみをゆっくり味わいながらリラックスするひとときを。

★女子会で
東鶴酒造(多久市東多久町)
「東鶴  芽吹き  うすにごり生」(720ミリリットル1650円)
 乳酸系の香りにミルキーでクリーミーな酸を感じる酒。テークアウトのピザやポテトなど、持ち寄った食事と楽しみながらおしゃべりが盛り上がりそう。

★家族みんなで
大和酒造(佐賀市大和町)
「あかかべ   超辛口」(一升瓶1936円)
 爽やかですっきりとした口当たり。燗、冷や、常温とその日の気分に合わせて楽しむことができます。リーズナブルで家計に優しく、家庭料理にも抜群に合う酒。家族でわいわい食卓を囲みながら杯が進みます。

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March 20, 2020 at 09:09AM
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