１月のタイ経済、減速傾向に＝中銀報告 タイ・マクロ・統計・その他経済 - NNA.ASIA

タイ中央銀行（ＢＯＴ）は２月28日に発表した2020年１月の月例経済報告書で、タイ経済は引き続き減速傾向にあるとの見解を示した。輸出や製造、民間投資、公共支出が縮小したことが主な要因としている。

民間投資指数（ＰＩＩ）は前年同月比8.1％下落。商用車の購入が17.6％減、機械・設備を中心とした資本財の輸入が5.1％減、国内の機械販売が4.8％減、建材の販売が3.3％減、建設認可を受けた土地の面積が3.1％減となった。

民間消費指数（ＰＣＩ）は1.2％上昇。半耐久消費財が1.1％、サービスが1.0％それぞれ上昇した。一方、旅行者の支出は3.4％、耐久消費財は3.0％、非耐久消費財は0.1％それぞれ下落した。

輸出額は3.5％増の197億米ドル（約２兆1,300億円）。金を除いた輸出額は1.3％減の185億米ドル。石油製品の需要減退やコメを中心とした農産品の競争力が落ちたものの、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）などの電子製品の輸出が拡大したことがプラス要因となった。

※関連記事：2020年１月の中銀経済報告（表）

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