１０日午前の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業業績の悪化懸念から売り注文が優勢になり、日経平均株価（２２５種）は続落した。米国の株高傾向が支えとなり、一時は前日終値を上回った。
午前１０時現在は前日終値比３２円８２銭安の１万９３１２円９５銭。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は１１・４５ポイント安の１４０５・５３。
小売業を中心に新型コロナの影響で今後の業績予想を未定とする企業が相次ぎ、株式市場では先行きが読めないとして買いを控える動きが広がった。７都府県を対象とした政府による緊急事態宣言を受け、消費が一段と鈍ると警戒された。
一方、９日の米ダウ工業株３０種平均は、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による中小企業の資金繰り支援策を好感して上昇した。米国市場の持ち直しが不安を和らげ、日経平均株価は取引開始直後に１００円超上昇する場面があった。
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April 10, 2020 at 08:57AM
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東証続落、企業業績に懸念 米国の株高傾向は支え - SankeiBiz
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