中国の企業は、経済状況の急速な悪化を受けて金融機関がシンジケートローンのコンソーシアム形成に慎重になっているの受け、借り換えで単独もしくはごく少数の銀行からより多くの融資を求めている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、借り換えを目的として完了した中国企業のオフショア・シンジケートローンは1-3月(第1四半期)に61億ドル(約6600億円)と、2018年10-12月(第4四半期)以来の低水準となった。
今年に入って借り換え目的で締結されたオフショア・シンジケートローンは99億ドル。19年通年では480億ドルと、17年の150億ドルから大幅に増加していた。
対照的に、中国企業は既存のオフショア債務の借り換えに、単独金融機関とのバイラテラル方式もしくは少数の中核銀行との「クラブローン」方式を選ぶケースが増えている。
借り手の一部がシンジケートローンを回避しているのには、一段と高めのプライシングの提示が必要とされ、将来的なベンチマークの引き上げにつながる可能性があることも背景にある。
Switching gears
Falling volumes of syndicated loans used to refinance China Inc.'s debt
Source: Data compiled by Bloomberg
原題:
Chinese Firms Seek Bilateral, Small-Group Loans for Refinancing(抜粋)
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May 21, 2020 at 07:55AM
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中国企業、借り換えでオフショア・シンジケートローン回避の傾向 - ブルームバーグ
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