県内で二十二日、新たに十五人の新型コロナウイルスの感染が明らかになり、感染者が計七百人を超えた。感染確認は五百人から六百人に達するまで四十二日間だったのに対し、六百人から七百人までは十一日間で、拡大傾向に歯止めがかからない状況だ。 (鎌倉優太、磯部愛)
鈴鹿市の保育士の二十代女性は二十日に感染が判明した桑名市の二十代女性の濃厚接触者。十五日に二人で名古屋市を訪れていた。頭痛や倦怠(けんたい)感の症状があるという。津市によると、保育士の女性は市内の認定こども園に勤務しており、県は、園児十九人を含む計二十九人を検査する。
伊賀市の女子中学生二人は、同市の運送会社で発生した九人のクラスター(感染者集団)から派生した感染者と同じ中学校に通っていた。いずれも症状はないという。県は二人の同居家族計五人を調べる。このクラスターから派生した感染者は計八人となった。同校での接触者は全て検査を終え、二人以外は陰性だった。
同市の十歳未満の児童、四十代男性、三十代女性は、二十日に感染が分かった六十代男性の家族。この四人は十四、十五日に県外を観光していた。児童が通う小学校は連休明けの二十四日を臨時休校とする...
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