中国の求人サイト「ＢＯＳＳ直聘」がこのほど発表した「２０２０年第３四半期人材吸引力（引き付ける力）報告」によると、中国は新型コロナウイルス感染症の効果的な抑制により、人材の流動性が回復傾向にある。第３四半期（７～９月期）、人材需要は前期比で２８．６％増え、「人材を引き付ける力」の都市ランキングでは北京市が首位に返り咲いた。
報告によると第３四半期、同社プラットフォーム上の募集月給は全国平均で７８１９元（約１２万１７３７円）。旅行、飲食、貿易関係などで、人材需要が比較的早い回復をみせている。多くの産業で回復が進むにつれ中小企業の人材を引き付ける力も安定的に高まり、求職者が超大企業や零細企業に過度に集中していた状況も和らぎつつある。
都市ランキングで湖北省武漢市は第６位だった。同市は１線都市（超大都市）からの人材流入率が前年同期と同水準に近付いている。
ＢＯＳＳ直聘研究院によると第３四半期、各産業は新型コロナによる賃金への影響が落ち着きを見せた。平均賃金が高い１５職種は全てインターネット技術関係で、約半数で平均月給が３万元を上回る。最も高いのは「レコメンド・アルゴリズム・エンジニア」で３万９０５６元。また、大規模な電子商取引（ＥＣ）セールが行われる「双１１」（１１月１１日）を控え、物流関係の募集は第３四半期に前期比５８．１％増となった。（中国新聞社）
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November 04, 2020 at 05:37AM
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中国で人材流動性の回復傾向が顕著 旅行・飲食・貿易など堅調 - SankeiBiz
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