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受験と生理、重なるとつらい… 医師が教える傾向と対策 [ニュース4U] - 朝日新聞デジタル

皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。

 受験シーズンが近づいてきた。生理と重なったら実力が発揮できない――。今も昔も、受験を控えた女性はそんな不安を抱えている。産婦人科医は「生理はコントロールできるから相談して」と語りかけるが、特に10代の産婦人科受診率は低い。受験を前に、女性は生理の体調不良とどう向き合えば良いのか。

「生理と重なると点数悪い」

 「生理になると疲れやすくなって、おなかも痛くなる。大学受験には重なってほしくないけど、薬でずらすのも怖い」。埼玉県の高校3年の女性(18)は、不安な思いを、悩みや疑問を募って取材する「#ニュース4U」取材班に寄せた。

 「生理痛は病気じゃないから、痛くても我慢するしかない」と考えている。倒れるほどではないから産婦人科に相談しようと思ったこともない。「寒くなったらなるべく体を冷やさないようにして乗り切ります」

 北九州市の中学3年の女性(15)はひどい生理痛に悩んでいる。「毎回腹痛も吐き気もひどいし、頭もぼーっとする。普段の定期試験の時も、生理と重なるといつもより点数が悪い」と話す。

 あまりに痛い時は市販の痛み止めを飲むこともあるが、母親から「飲み過ぎると薬に耐性がついて効かなくなる」と言われ、控えている。「高校受験と重なったら最悪。でも同級生の女の子はみんな同じだから我慢するしかない」

 女性の健康情報サービスを提供するサイト「ルナルナ」が2015年、サイトの利用者に実施した調査によると、回答した3082人のうち、受験の日と生理が重なったり、重なりそうになったりした経験のある人は38%。約4割の女性は、不安を抱えて受験に臨んだことになる。

 複数回答で不安の内容を尋ねると、「生理痛や体調不良」とした人は7割、「トイレやその頻度」とした人は約半数に上った。痛み止めの薬に眠くなる成分が含まれていることもあり、薬への不安を抱えている人も2割程度いた。

 受験生はこういった不安を誰に相談しているのか。調査によると、「誰にも相談しなかった」が最多で56・9%。「家族」に相談した人は33・8%だった。

 専門家は、生理による体調不良をどう見るか。

 淀川キリスト教病院(大阪市)の産婦人科医、柴田綾子さん(37)は「生理痛や頭痛といった生理に伴う症状で生活や勉強に支障が出る場合、『月経困難症』という病気の可能性があり、治療を勧めます」と話す。

「病気じゃないから」「つらいのはみんな同じ」と思って、我慢していませんか。記事の後半では、生理のメカニズムやずらし方、治療の注意点をお伝えします。

放置すると将来の妊娠に影響も

 柴田医師によると、生理痛の原因はいくつかある。そもそも生理とは、子宮内膜が出血を伴って体の外に排出されることで、その際、子宮内膜からプロスタグランジンという生理活性物質が分泌される。この物質の分泌量が多すぎると、子宮が必要以上に収縮して痛みの原因となるという。

 また、特に10代の女性の中に…

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December 09, 2020 at 09:00AM
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