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関西の医療ひっ迫は緩和傾向|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

新型コロナウイルスに対応する医療体制について、NHKが関西の各府県に聞いたところ、対応できる病床の確保が進んだことや、退院した患者が増えたことから、確保している病床数に対して入院患者が占める割合は、最も高いところでも3割余りとなり、病床がひっ迫する状況が緩和されてきていることが分かりました。

NHKでは、11日時点の新型コロナウイルスに対応する病床や入院患者の数などについて関西の2府4県に取材しました。
それによりますと、新型コロナウイルスの患者が入院するために確保している病床の数は、2府4県で合わせておよそ2300床となり、先月27日に行った前回の調査と比べて、およそ500床増えました。
これに対して、現在の入院患者は前回より256人減って、641人でした。
その結果、現在、各府県が確保できている病床数に対して入院している患者の割合は、最も高いところでも大阪府の35%で、前回、65%と関西で最も高かった兵庫県も26%にまで下がりました。
さらに、宿泊施設や自宅で療養や待機をしている人も、前回と比べて300人ほど減って2府4県でおよそ280人となりました。
医療体制について懸念していることを聞いたところ、▼対応が今後どれくらい続くのか見通しがつかず、医療物資の安定確保に不安があることや、▼高齢者が集団感染すると、医療への負担が大きくなり、対応できるか分からないといった声が挙がっていました。

【医療体制 府内でも地域差】。
大阪北部の高槻市にある大阪医科大学附属病院の浮村聡教授は、現状の医療体制について、地域によってひっ迫の度合いは差が出ているものの、府が設置したフォローアップセンターが患者を振り分けることで、必要な医療につなげることができていると話しています。
大阪府北部の高槻市など三島地域の中核的な病院となっている大阪医科大学附属病院で、新型コロナウイルスに感染した患者の治療に中心的に取り組んできた浮村教授は、現在の医療体制について「大阪府内でも地域によってどの程度、余裕があるのか、差が出ている。実際に受け入れ先が見つからず、大阪府の南部からこの病院まで患者が搬送されてきた事例もあった」と指摘しました。
そのうえで、「もし、病院どうしや病院と保健所とのやりとりで患者の受け入れ先を決める通常の体制を続けていたら行き詰まっていた可能性があるが、府が設置したフォローアップセンターが司令塔役となって医療体制にある程度、余裕のある地域の病院に重症者や肺炎症状のある患者を振り分けることで必要な医療につなげることができている」と述べました。
そして、今後の懸念として、患者の自宅療養を挙げ、「ホテルなら医師や看護師と、はなしをすることで体調の変化を捉えやすいが、ホテルでの生活は不自由だとして自宅を選ぶ人もいると聞く。本当はホテルに入るべき人が自宅にいて症状が悪化するケースが出てこないか、懸念している」と話していました。
また、感染を防ぐための防護具は依然として不足しているとして、「N95という医療用の高機能のマスクは何度も再利用しているし、医療用のガウンも品薄で自作して使っている。防護具がしっかりしないと安心して医療にあたることができないので、継続して問題になっている」と訴えました。
さらに、「熱や呼吸困難の症状だけで患者を引き受けない病院も多く、そうした患者を診察している限られた医療機関に負担が集中している。医療機関どうしの連携が問題だ」と話しました。

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May 12, 2020 at 04:37PM
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